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すでにご存知の方も多いインプラント治療ですが、国内・海外製品を問わず多くのメーカー製が出回っております。
筆者自身がこれまでの歯科医師人生で扱った経験があるインプラントメーカーはその中でもせいぜい4社程度です。
全部のインプラントメーカーを扱った経験がある歯科医師は実のところ皆無ではないでしょうか。
このように数多く乱立しているインプラントメーカーの中で、現在当院で取り扱っているインプラントメーカーは世界シェア1位のストローマン社です。
シェアが多いことは実はとても大事なポイントです。その理由はいくつもございますが、今回は互換性を取り上げたいと思います。

まずインプラント治療についてですが、インプラントは基本的にフィクスチャー(顎骨に埋入する部分)、アバットメント(連結部分)、上部構造(かぶせもの)と最低3つのパーツで構成されております。
患者さんに留意していただきたいことのひとつが、インプラントメーカー各社の製品の間では(基本的に)パーツの互換性が保証されてないという点です。例えばA社のフィクスチャーに対してB社のアバットメントは適合しません。無理な組み合わせをした場合は適合不良による様々なトラブルに遭遇するリスクが高まります(最悪の場合、フィクスチャーの破折というリカバリーのとても困難な事態が起き得ます)。パーツを外そうとするだけでも各社の専用ドライバーでないと基本的に適合しません。

こうした互換性が問題になるのは、インプラント治療が終わった後、患者様が転居などの事情によりインプラント手術を受けた歯科医院から転院せざるを得なくなった場合です。インプラントの脱離トラブルがあった場合やメンテナンスを受けようとした際に、埋入されたインプラントがマイナーなメーカーのインプラント製品のケースだと、取り扱いが少ないことが原因で、対応してもらえる歯科医院を探すことに大変苦労することが想定されます。
ストローマン社製品はシェアが多いため、患者さまが転居による転院を余儀なくされた場合でもフォローしてもらえる歯科医院を見つけやすくなります(最近はホームページなどでそれぞれの歯科医院で取り扱っているインプラントメーカーを紹介しているケースがとても増えてきました)。
当院でインプラント治療を受けられた患者様で、将来的に転勤の可能性がある場合には使用した製品の詳細の記録をお渡しするように致しますのでご安心くださいませ。
 

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医療法人 永孝会
JR札幌病院前オレンジ歯科
口臭と歯周病改善・予防&歯と歯肉のホワイトニングクリニック
院長 一柳秀作

〒060-0034
北海道札幌市中央区北4条東1丁目3-1
パシフィックタワー札幌1F
TEL 011-596-6874

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